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各種センサー・アクチュエーターの基本的な使い方

この章では、マイコン開発の醍醐味である、物理世界とのやり取りを本格的に学びます。基本的なセンサーやアクチュエーターを接続し、プログラムから制御する方法を習得しますが、その過程で様々な「横道」に逸れていきます。

本講習会の目標は、ライブラリをコピー&ペーストして動かすことではありません。それぞれのデバイスがどのような仕組みで動きどのような信号(アナログ、I2C、SPI、PWMなど)で通信しているのかを、深く、そして広く理解することに重点を置きます。

一つの通信方式を学べば、別の方式と比較したくなるのが人情です。I2Cを学べば、「じゃあSPIって何が違うの?」と疑問に思うでしょう。加速度センサーを扱えば、「これでどうやって角度がわかるの?」と知りたくなるはずです。この章では、そうした自然な知的好奇心に身を任せ、寄り道をしながら知識のネットワークを広げていきます。

この章で扱う主なデバイスと、そこから広がる知識の枝葉は以下の通りです。

  • 可変抵抗器

    • 主題: アナログ信号の読み取り (analogRead)、分圧回路
    • 横道: ADCの深層(分解能、サンプリングレート)、ノイズ対策、ボリューム操作への応用
  • 6軸センサー (MPU-6050)

    • 主題: I2C通信の仕組みとライブラリ利用
    • 横道: SPI通信との比較、センサーフュージョンの初歩(相補フィルター)、DMPの活用、データシートの読み方
  • サーボモーター (SG90)

    • 主題: PWM信号による角度制御
    • 横道: サーボの内部構造、電源(VBUS)とGNDの重要性、コンデンサによる電源安定化、タイマーと割り込み

ここでは、誰でも再現しやすい配線図ではなく、回路の接続関係が論理的に理解できる回路図を使用します。実際に手を動かし、回路とプログラム、そしてドキュメントの「横道」を自由に行き来しながら、本質的な理解を深めていきましょう。